大川こずえの婚活記⑤～仮交際編２～

数名の方とのお見合いを経て、3名の方と仮交際を進めることになりました。その中でも、お見合いの時から会話がとても盛り上がった男性から、なんと！3回目のデートで真剣交際を申し込まれたのです。

顔はタイプ、清潔感あり、仕事には真面目で一生懸命、いつも私を喜ばせようと色々とデートプランを考えてくれる。今までの私だったら、即ＯＫの返事をしていたかもしれません。

でも、真剣交際に進むということは結婚の話を進めるということ…3回目のデートではまだ自分の気持ちや、相手の価値観をちゃんと擦り合わせることができていませんでした。

もちろん好きな部分は沢山あったけど、同時に言葉ではうまく表せられない”違和感”を感じていたのです。

お相手には今の自分の気持ちが伝え、お返事を待っていただきました。

そして、何度かお会いした結果、その違和感の正体を知ることができたのです。その違和感とは、彼の「自己主張が強い」ところにありました。決して、自己主張が悪いわけではありませんが、私にとっては意見が違う時に歩み寄ることができない相手だったのです。

それでも、好きな気持ちがあり、自分が多少我慢すればいいのかも知れないと思うこともありました。しかし、それでは今までの自分と一緒。「今の違和感をしっかりと伝えて、歩み寄れる相手かどうか」を見極めるために、自分が感じていることを伝えました。

やはり彼の答えは、「考えが違うなら無理じゃん」ということでした。

私は、パートナーとは解決策を一緒に見つけたり、歩み寄ることがとても大切だと考えています。彼の言葉に、正直ショックを受けました。しかし、一緒にいることはお互いが我慢することになるし、幸せにはなれないと感じ、仮交際3か月目にして交際を終了しました。

その日は思いっきり泣いて、あーまたリスタートか。と重い気持ちになったことを今でも鮮明に覚えています。

ただ、結婚をしても彼とはうまく行かなかっただろうと感じた日にもなりました。それも、真剣にお互いが向き合うことができたからこそ、出た答えだと思うので後悔は何一つありませんでした。