大川こずえの婚活記④～仮交際編１～

結婚相談所でいう仮交際とは、友達以上～恋人未満の関係であり、この期間は数名の異性とやり取りをしながら、価値観や居心地の良さを確認していく時期になります。

一週間に1回は会うこと、毎日連絡を取るようにと予めアドバイスを受けました。

そして、仮交際期間中には、私自身の性格や思考の癖と向き合い続けた期間にもなりました。まさに己との闘い！

その課題とは、「言葉に出して伝える」ということでした。

当たり前のように思うかも知れませんが、「これを言ったら相手が嫌な思いをするのではないか」、「相手に嫌われたくないから自分が受け入れればいいや」と、勝手に自己解決して言葉に出さない癖がありました。

表面上は気遣いができて、人の気持ちを読めて、優しい人…と思われることもあるかも知れません。ですが、結局は自分が本音で生きていないし、相手に向き合っていない…ただ我慢して言いたいことが言えない人間だったのです。

だからどこかで無理をして、疲れてしまったり、不満が募ってしまったり…言葉に出して伝えなければ、相手と分かり合える関係性なんて築くことができない。そういうことに、人生で初めて気がついたのです。

これって、結婚生活を幸せに送るために一番大事なことだと今では確信しています。今までの恋愛では、その真逆のマインドで結婚を目指していたかと思うと、恐怖すら覚えます（笑）。

そこから、カウンセラーさんのアドバイスもあり、仮交際の方には、言いづらいこともしっかりと伝える。という作業を繰り返しやってきました。正直、この作業は私にとって勇気がいることも沢山ありました。しかし、その結果見えてきたのは、「価値観が違った時に、どのような考えをもって向き合ってくれる相手なのか」が、知れるということでした。

みんな、違う環境で育った人間です。好き嫌い、何が正しいか間違っているか、そこだけを擦り合わせようとすると婚活迷子になります。大事なのは、違う価値観を認めて、一緒に分かち合えるかどうかなんですね。